『素直に喜べたの何年ぶりだろ(笑)』 ドイツでの成長と成功 | バルーン王子アキのコラム

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前回からの続きです。

 

「ドイツ」でのフェスティバルの審査にパスし招待が決定し、すぐの海外（主にヨーロッパ用）の衣装選びを始めました。

曲決めや演出の練り直しなど慌ただしく過ごしていましたが、これまでとは違い、不安よりも期待に胸踊りました。

 

 

2014年7月。

ドイツの夏は日本よりも気候的に例年涼しいと言われています。

ただしこの日は、自分の気持ちを反映するかのように、天候にも恵まれ日中は暑いくらいの日差しになりました。

夕方からは気温も調度良い程度に下がり、過ごしやすくなってきました。

観客にとっても、見やすくベストな形で全3日間のドイツフェスティバル初日のショーが始まります。

 

 

さぁー行こう！

自信が後押しになり、気持ちが十分なほど高揚していくのがわかりました。

 

 

・・・キタ！

 

この感覚！盛り上がり！タイミングも今までとまるで違う！

まだ作りたてのルーティンで荒い部分もありますが、修正すべき箇所がショーをしながらでも手に取るように分かる。

こんなに冷静なことをショーをしながら思えるくらい、いい意味での「余裕」があるこんな感覚は今までありませんでした。

 

 

初日より2日目、2日目より3日目と日々成長を感じられました。

本当にあっと言う間の3日間が終わりました。

 

集客に関しては過去の3倍は集められたと思います。

盛り上がりも過去最高潮です！

 

 

そして嬉しかったのが、海外での洗礼でもある「途中で帰る観客」というのが目視する限りいなかったことです。

さらに、終わったあと観客だった方が何人か話しかけてきてくれた。

 

 

『君のパフォーマンスは毎年見てたよ。今年の君は違ったね。今までで１番よかったよ。』

『君　笑顔がいいね。見惚れてしまったよ。』

『バルーンでパフォーマンスする人でここまでの人はヨーロッパで見たことないよ。』

 

他いろんな方々から褒めて頂けました。

主催者の方からも

 

 

『すごい盛り上がってたね。ありがとう。』

と一言。嬉しかった。純粋に。。。

 

 

もちろん社交辞令やお世辞も交じってたとは思います。

でも、模索し努力を重ね積み上げたものに、しっかりと手応えを自分自身で感じることが出来た。

だから純粋に嬉しい。

こうやって素直に喜べたの何年ぶりだろ(笑)

諦めずパフォーマンス続けて本当に良かったと心から思えました。

 

 

自分自身のパフォーマー人生においてこの3日間は、本当に大きな１歩になる。

そう実感できた、ドイツで過ごした夏でした。

 

 

自分の中で自信が確信に変わったそんな出来事から2ヶ月後。

それを証明するかのように韓国からパフォーマンスの依頼がありました。

今の自分なら何の問題もない！

その思いの通り、集客・盛りがり共に満足できる結果となりました。

 

 

 

その更に1か月後。場所は移り自分はイタリアにいました。

初めて訪れるこの地で開かれる大道芸フェスティバルに挑みます。

これまで自分が出演してきた海外での大道芸フェスティバルと少し違ったことがありました。

通常のショーを披露するだけでなく、審査員がついたコンテストも兼ねて順位付けがされる。

 

 

さらに出場するライバルたちは世界中からスカウトされた強者たち。

ジャンルもアクロバット・マイム・クラウン・ジャグリング他多種多様の方々の勢ぞろいだった。

 

 

ただ、やはりここでもドイツで得ることができた経験を生かせばきっと大丈夫。

強がりでも虚勢でもなく本心でそう思えている自分が自分で頼もしいとさえ思えました。

 

 

次回、そのイタリアでのフェスティバルの様子をお届けします。

バルーンパフォーマー　アキ

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