『下手なSHOWしたら叩かれるよ』 大道芸ワールドカップへの道 | バルーン王子アキのコラム

第3回 『下手なSHOWしたら叩かれるよ』 大道芸ワールドカップへの道

2008年大道芸ワールドカップ初選出の様子

こんにちは☆

今回は自分が一生忘れる事のない、大道芸ワールドカップin静岡に初出場が決まった時のお話をしたいと思います。

それは突然でした。

当時、大道芸フェスティバルに一度も参加した事がない上に、どんなものかも知りませんでした。

以前から先輩の芸人さんとお話をしていた時に

『大道芸ワールドカップって知ってる?そこの審査はとっても厳しくて大道芸人さんの憧れの舞台なんやって』

と聞いたのが初めてでした。

 

それを聞いてネットで検索したら、ちょうど募集がされていました。

ワールド部門・オン部門・オフ部門、3つの部門にわけられています。何も知らない自分は条件を読んでオン部門に応募しました。

応募をして数ヶ月が経ち、ポストに大道芸ワールドカップから封筒が入っていました。

バルーン界からは初となるオン部門への出場が決定した瞬間でした。

後日、友達の芸人に連絡すると、

 

友人『えー!?アキ君!!どんなレベルの所か知ってるの?』

アキ『およ?知らない。そんなに凄いの?』

友人『……。知らないって怖いな。オフ部門でも出場が難しいのに』

アキ『( ̄□ ̄;)!!!!!!』

友人『下手なSHOWしたら叩かれるよ』

 

そう!自分は何も知らない大バカ者!

オン部門と言えば、各ジャンルの日本や世界のチャンピオン、海外で活躍している方が出場する部門。そんな場所へ出場。

運だけは強かったみたいです(笑)

そして本番1ヶ月前、先輩芸人や知り合いの方に相談させて頂き日々試行錯誤の毎日。

通常のバルーンショーをしても絶対にインパクトがないし、風船をあげるだけや、作品が大きいだけというインパクトで逃げるのはやめようと決めました。

 

アキの売りはスピードとテクニック!だけどそれだけでは絶対に駄目!それは重々承知の上でした。

観客の方の記憶に残る、素敵なバルーンショーは出来ないか、どこかにヒントはないかと考えました。

ワールドカップ公式ガイドブックにこんな事が書いてありました。

 

“口コミで広がる『風船王子』という異名の真価は、実際に見て確認を!”

 

これは!!!!王子様みたいなバルーンショーが出来れば、きっと観客の方も喜んでくれるはず!

 

 

1ヶ月の間に、王子とはどんなイメージなのか、どんな動きでどんな構成にすればいいのか色々考えました。

しかし、あくまで1ヵ月…まだ完全に確立されてないまま本番へ。

これが、想像を絶するアーティスト達のレベルの高さと、とてつもない精神力と体力が必要なフェスティバルの始まりでした…。

バルーンパフォーマー アキ

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2006年 ザ・ツイスターズ コンテスト★ラージ部門★ ★優勝★
2007年 ザ・ツイスターズ コンテスト
★TWIST15部門★ ★優勝★
★スモール部門★ ★準優勝★
★ワンバルーン部門★ ★準優勝★
2008年 ザ・ツイスターズ コンテスト★SHOWゲスト★ ★審査員★
2008年 大道芸ワールドカップIN静岡 ★オン部門★ 出場
2009年 ヘブンアーティスト ★合格★

【講師】
2006~2009年 ツイスターズ(全国大会)

【大道芸大会】
フェスティバル 出演歴(2008~2009)
うつのみや大道芸
静岡大道芸ワールドカップ オン・オフ部門
リトルワールド大道芸
幕張大道芸
長岡大道芸
アリオ川口大道芸 優勝・準優勝
モザイク大道芸人コンテスト 準優勝
天満天神大道芸祭 準優勝
ふくやま大道芸コンテス ローズプライズ特別賞

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